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『ヤンヤミ』完結

『ヤンヤミ』10

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『ヤンヤミ』10


最近…イングのコトがちょっと気になっちゃってる私です……
カズ様への想いはまだあるケド、なんでだろ
この前のコトがあってイングに惹かれてる自分がいるのかな?
辛い恋をしてるから私を好きって言ってくれる人に逃げてるだけなのかな…
あの時のイング…闇魔法を持ってるのに……全然違う人みたいだった
その前も私の知らない本来のイングが見えたような気がして…
「あっカケル」
色々考えながら村中を歩いていたら可愛い可愛い私の弟を発見!
私は無駄遣いショッピング中だけど、カケルは仕事探してこいって蹴ったのにこんなところでサボッてるなんて!!
「ハッ!?姉さん!?」
村の端で人気はまったくないからって…
あら、遠くからじゃわかんなかったケド
カケルは怪我してる可愛い魔物の子供を抱いてるわ
それにしてもカケルってば私を見て普通の人が魔物と出会ったかのようなイヤな気分になるリアクションやめてくれない?
「待って!怒らないで姉さん!!
この子が怪我しててほっとけなくて…」
「浮気ね…」
「どうした!?いきなり何が!?」
カケルと魔物が仲良しってのは知ってたケド、実際に関わってるところは始めて見る
王様は別だケド
「仕方ないわね~
それじゃ私が治してあげるから貸しなさいよ」
手を伸ばすまでスッカリ忘れていた
「あぁ、頼むよ」
自分がどういう存在で
今までカケルと一緒にいられたコトが不思議だと知らされる瞬間が来る
「痛ッ!?」
魔物の子供を私に渡そうとカケルが私の手に触れると静電気でも発生したかのように驚き離れた
「あ~ビックリした
何さっきの強烈な静電気みたいなん…」
「そんな大袈裟な、男でしょ!
静電気くらいでビビらないの」
「いやいや!さっきのは静電気ってレベルじゃねぇから!!
ポケ〇ンのピ〇チュウの10万ボルト喰らったような痛みだったんですケド!?」
「10万ボルト喰らったら、痛ッ!?あ~ビックリした程度じゃ済まないと思いますケド!?」
私達がこうしてる間に魔物の子供はカケルの腕から飛び出して逃げていってしまった
「あっおい?大丈夫なのか~?」
カケルが大きな声で聞いてみても振り返らない
微妙に動きが不自然だけど、あれだけ走れるなら怪我は軽かったみたいね
舐めときゃ治る程度だったのかな
「まっ大丈夫そうなんじゃない
そろそろ帰りましょ
カケルは仕事取ってきてからだケドね!」
「………………………………………。」
「って、どうしたの?」
急にカケルは黙りこんでさっき自分が強烈な静電気のようなものを感じた右手をジッと見てる
「姉さん…
今まで僕達が一緒にいれたコトが不思議だよな」
「いきなりシリアス展開やめてくんない」
「僕は四六時中バカじゃないとダメなのかよ!?
姉さんふざけてる場合じゃないって!!」
えーだってー、つまんないじゃん
「つまんないとか言われても無理矢理シリアス展開に巻き込むしな!!」
心読まれたー
「忘れてないと思うケド、姉さんは天魔法持ちで自分の意思とは関係なしに魔物を拒む存在だったよな」
……思い出した………
天魔法の力の1つに魔物を消滅するものがある
普段は人間のタメに人間を救い助け守る力なのに
その力は魔物と関わる人間も拒み消し去ってしまう…
カケルが天に殺されないのはあの女の人みたいに深く関わっていないから
でも、仲良くしてたら拒まれるのは当然だわ
今まで普通に接していれたのは血の繋がった姉弟だから多めに見てもらえたって気がしてきた…
「……ヤダ………」
普段からウザイ言ってキツイ態度で接してきてた私だけど、カケルのコトは弟として誰よりもカズ様よりも大好き
もうカケルにハグしてもらえないとか考えると悲しくて涙が出る
「あの姉さんがデレた!?」
私の心がわかり読めるカケルは私がどんな態度を取ってもカケルを好きって想いはわかってくれてるよ
だから素直にならなくてもよかった
いやただ照れ臭くて恥ずかしいからツンツンしてたんだケドね
「き、急に素直になられると…戸惑うって言うか…姉さん可愛いよぅ」
「うるさいバカ変態!!」
可愛いと言われるとなんかムカついたから殴った
年下のクセに!!
「なんで変態!?
う…いつもより数倍も痛みが増してる…」
ガーン!いつものように普通に殴っちゃったケド、やっぱり私の力はカケルを拒んでるんだ…
「僕だってイヤだよ…
姉さんに触れられないなんて…これから一緒にいられなくなるかもしれないなんて考えるのも……」
カケルが珍しく滅多にない真面目なコトを言い出して落ち込むと私もそれに釣られちゃうじゃない…
今まで気付かなかったコトに…気付かされたくなかった
私の天魔法はいつかカケルを殺してしまうのかと思うと
「だ、大丈夫だ姉さん!!
僕は魔物と仲良しだけど深く関わるつもりなんてないし
姉さんが1番大切、一緒にいられるならもう魔物と接したりしないって」
アンタのコト狙ってる魔物もいるんだけど~…誰とは言わないケド王様とか
「言わないとか言っといてハッキリ言っちゃってるよ!!」
「口には出してないからいいの!!」
「わかった、王様とは仲間の縁を切ってくっからさ!
僕もアイツは…」
アイツは…?の後がちょっと気になったケド、思い立ったら即行動のカケルはさっさと行ってしまった
王様と何かあったのかしら
カケルは私の心が読めても私はカケルの心がたまに読めない時がある
カケルがいなくなってから気を取り直してショッピングの続き!と思っていたらカケルと別れてから5分後に王様が1人で私に会いに来た
「カケル様からお聞きしましたわ」
早いな5分て…
カケルってば「もう王様とは仲良くできねぇからじゃあな!」って簡単に言って終わらせたのかしら
「私を仲間から外すと…
貴方達の事情も詳しくお話してくださいましたけれど」
詳しくが5分以内!?
「私はカケル様の事を愛しておりますの
簡単に離れるなんてできませんわ」
「…………………………………………。」
前からこの女がカケルを好きだって気付いてたケド、改めて挑戦状をたたき付けられるように面と向かって言われると激しく嫉妬するわ
カケルを誰かに取られるなんて絶対イヤ…
私はブラコンでも子供っぽくてもいいよ
「……じゃあ…アンタも消滅させてあげるわ………
魔物の王でも私には勝てないんでしょ」
そして、魔物全てを消し去ってもいい
カケルと離れるくらいなら私の正義なんて簡単に壊れる
天魔法の縛りがなかったら無害な良い魔物は殺さなかったし、魔物ってだけでそれと関わった人間すらも許さない天魔法をおかしいと思ってた
でも、それがこの力で…カケルがかかってるならあっさり従うよ
そっか…なんか今気付いたような気がする
私があの魔物と深く関わった女の人を生き返らせなかった時、天魔法に不信感を抱いて変だって思ったから
私の大切な人を使って無理矢理私を従わせる気なんだこの力は
やらなきゃカケルを殺すって脅されてるみたい…
人間を守るこの力が自分が正義だって信じてたケド、本当は違うって私は何も見えてなかった
「…今の貴女には男姿の私でも気が変わらないのでしょうね」
いくら王様でも天魔法には弱いのか彼女は軽く舌打ちをすると提案をしてくる
そうね!男の王様は私の好みだけど、そんな美形に騙される私じゃないもんね!!
「人間の中で天魔法に1番詳しいのは貴女自身ですが、貴女の知らないある事を人間ではない私は知っておりますわ」
「取引?それを教えるかわりに殺すなってコトかしら」
私にとって良い情報なら殺さないであげてもいいケド、カケルのコトは別よ
「いいわ」
その取引受けてあげる
と私は自分より弱い存在には何様的なデカイ態度を取るのだった
私が約束するといきなり王様は私の後ろを指さす
「私がお話するより先に、向こうからいらしてくださったみたいですわね」
「いらしたって誰が来…」
振り向くとそこには思いもしなかったカズ様のお姿が
えっ!まさか私を探してわざわざ会いに来てくださったとかですか!?
それは嬉し…
「嫌な感じがすると思えば、まさか一緒に行動しているとはな」
喜ぶ私は1人置いてかれてるような空気になりカズ様は眼中なしみたいにスルーされ王様を見る
あれ…お知り合いですか
「彼は人間ではありませんの
私と同族でもない別の存在ですわ…」
置いてかれてる空気を出していると王様がコッソリ私にそう言う
「あの男が貴女に天魔法を与えたという事で間違いないかと」
「ちょっと待って!カズ様が人間じゃなくて私に…」
普通の人間が王様と同じコトを言えば「なんのギャグ?」って疑うと思うのに
魔物の王様の言葉は何故か信じて驚いてしまう
「余計な事を…」
カズ様の面倒だというような返事を聞いて確信だ
「セリ、こっちに来るんだ」
言われなくても色々聞きたいコトがあるから私から行きますケド!!
「どういうコトなんですか…王様の言ったコトは」
「あぁ、オレは人間じゃない天族だよ」
空を指さしてそこに住んでるとカズ様はアッサリいつもの爽やかな笑顔で言う
「天族と言っても、自分しか存在しないか
セリに天魔法を与えたのはオレなんだ」
「どうして私なんですか?」
カズ様をなんで好きになったか、その時のコトを覚えてない私に話してくれる
話はまずそこかららしい
「上にいるのは自分1人だから暇だった
そんな時に地上で闇魔法を持って生まれてしまった女の子とその今にも死にそうな女の子を救ってほしいと強く願う男の子に気付いてね」
「それでこっちの世界に来たんですか」
「まだ思い出さない?」
何のコトやらと頭にハテナを浮かべていた私だケド
「闇魔法を持って生まれた女の子は君」
その一言で記憶が引きずり出される
私が…あのイングと同じ闇魔法を持っていた……
私を救ってほしいと願った男の子はいつも心配してくれて傍にいてくれた弟のカケル
カケルも私と同じで昔のコトは覚えてない
懐かしいーーー!!そんな時代もあったよ!!
小さい頃だから鮮明には思い出せないケド
私を闇魔法から解放してくれたのがカズ様
私には天魔法を、そしてカケルには魔物に好かれる力を与えたのはカズ様…
「思い出しました
…あの時のコトは感謝してます
でも、どうしてカケルと私にこの力を…」
さっきの考えが私に不安を与えてしまう
「カケルにあの力を与えたのは…私を裏切らせない…タメ?」
「セリはそういう所の勘は鋭いな、さすがだ」
褒められても嬉しくないいい~~~
まさか、本当に当たりだなんて
「オレは魔物が大嫌いでね」
私が聞きたいコトを思う前にカズ様は話し出す
カケルが私の心を読めるのはカズ様が与えた力の影響なら、そのカズ様は私の考え思いを先読みできるのかもしれない
「魔物の中には良い奴もいるんですよ、カズ様」
「嫌いなものは嫌い」
子供か!
「君が気持ち悪いと虫を嫌うのと一緒じゃないかな」
た、確かに虫嫌いだよ…恐いし虫
そう言われると何も言えなくなってしまう
カズ様の笑顔から目を反らしてしまうよ
「心配するな
人間の事は愛しているから
とくに君は特別にね」
人間のコトは愛してるから彼女いっぱいいるんですかー!?
なんかそれは違うって言うかダメだと思う!!
天族かなんだか知らないケド、私はそんな平等の愛なんていらない
私だけは特別だと言って手を伸ばされても…
私はそんな愛は…いらないハズなのに、何故か拒めない
「コラぁーーー!!!テメェ!!!僕の姉さんに声かけてこの後の人生が幸せに満足に生きていけると思うなよぉおおお!!!!!!」
遠くから私がナンパされてると勘違いして全力で駆け付けてくるカケル
「触んな!!オマエの匂いが移る!!」
変な理由を口走りながら私に伸びたカズ様の手を叩き威嚇する
可愛い弟…アホだケド
「セリちゃん!大丈夫!?」
すぐに後からイングも駆け付けてきてくれて、どさくさに紛れてギュッと抱きしめられた
「間に合ってよかったぜ…
華麗に脱出してきたからな」
「捕まってたの!?」
王様と話しに行くって言ってから何があったのよカケル
「カケル様…あの仕掛けからわざわざ私を心配して駆け付けてくださったのですね」
「はぁ?」
カケルのコトになると良い方に勘違いできる王様と何故か王様に冷たいカケル
なんかあったの?
「ちょっと!助けたのは俺でしょ!!
セリちゃんの前で事実を公言して株を上げなよね!!」
「誰も助けてくれなんて言ってねぇし!
あん時にイヤイヤだったけどお礼言っただろうが!!」
2人とも…落ち着いて、まず空気読もうね
今重要なカズ様が空気化しちゃってるよ
「姉さんに近付くな~う~!」
とりあえず私の心を読んだカケルがカズ様に威嚇
まぁ全然恐くない
カケルは戦うと強いケド、普段は怒っても口が悪くなっても全然恐くない!
「今近付けないのは君じゃないか」
カズ様にふっと笑われて相手にされてないカケルを見て今度はイングが私を庇うように前に立つ
「俺、君のコト大嫌いなんだよね消したくなるくらい…」
「闇魔法か…その君がオレに牙を向けるなんて」
不思議そうな顔をするカズ様を見て私もふと思い出した
カズ様が私に天魔法を与えたのだからカズ様自身が天魔法を持ってるのは当たり前
闇魔法は天魔法によってその力を消し去るコトができるのに、イングは闇が弱まるどころか増してるわ
「ただの嫉妬だろ」
私の心を読み話してくるのはカケル
「闇魔法より天魔法より、イングの心は強いってコトなだけじゃん
姉さんへの想いが奴をヤンデレ化にしてるんだ!」
なるほどね…なんか納得した
私への想いはちょっと置いといて、やっぱりイングは普通の人より心が強いんだね
強靭な精神力…前にも思ったケド、それでイングは闇魔法に負けず自殺なんてしないで今まで生きてこれたんだ
「イング…そんなにも私のコトが好きなんだ……」
前から知ってたケド、私達の力関係なしにその強い心で想ってくれてたんだね
愛の深さに今気付いたような気がするよ
私のドコに惚れたのかわかんないケド
「2人共、そんなに彼女の事が好きなのかい?」
「大好きだよ!セリちゃんがいなかったら俺は死んじゃうくらい大好き!!」
「姉さんのコトは生まれた瞬間から好きだ!」
生まれた瞬間ってワケもわかってないと思いますケド!?
「他人なんてキモイだけだよな
血が繋がってるから良いんだぜ」
「血が繋がってるほうが意味わかんないよ…カケルは1回死んだほうが頭のタメだと思うな~」
「オマエこそもう息すんな」
またイングとカケルの口喧嘩が始まったケド誰も止めるコトなく、今度は私にカズ様が問う
「セリは2人の事…」
流れ的に私も2人をどう思ってるか聞かれるんじゃないかと思ってた
「もちろん!」
右手でイングの腕を掴み
「イングも」
左手でカケルの腕を掴み
「カケルも」
引き寄せて
「大好きに決まってるの!」
私に触れられて痛ッ!ってカケルがなってるケド、私は自分の想いを口にできて満足
「ふ~ん、オレもセリが好き」
カズ様のコトは好きって言ってないのに告白された…
「だから、君のお願いなら叶えてあげてもいいだろう」
「私のお願い…?」
と言ったら、やっぱりみんなと一緒にいられるコト…
「そこの闇魔法の人間を救うコトも弟とも一緒にいられる方法が1つだけある」
「えっ!あるの!?さすがカズ様!!なんでも知ってらっしゃる!!」
「簡単な事じゃない
君が代わりにその男の闇魔法を受け取る事になるんだ
それでもいいのかな?」
私の持つ天魔法を相手に与え、自分が相手の闇魔法を受け入れるコトでイングも救えて天魔法のなくなった私は弟とも一緒になれる
そんな話
カズ様が私に天魔法を与えて私の闇魔法を受け取ってくれたのと同じコト
カズ様の場合は人間じゃないから自身で闇魔法を消滅できてまったくなんともないケドね
元々私は闇魔法を持った人間だったんだ…
思い出したケド、変な感じ
あの時の辛さや苦しみ悲しみ色々思い出して本当ならもう二度とあんな思いをしたくないと思うのに
私は天魔法を持っていたらきっと一生想いが叶わないカズ様を好きでいると思う
その恋心もいつも苦しくて傷付くだけ
闇魔法なら拒むコトもないから大好きな弟のカケルと一緒にもいられるし
何よりイングを助けるコトができる
私は…迷うコトなく返事ができるわ
あの辛さがまた私に戻るとしても…
私はカケルと一緒にいたいし、イングを救いたい
「構いません
私はイングの闇魔法を受けます」
「セ、セリちゃん!?
何バカなコト言ってるの!?
俺は君にこんな苦しい思いをしてまで自分が助かるコトを望んでなんかいないよ!!
セリちゃんのタメなら俺はどんな辛いコトにも耐えてみせるんだからね!!」
「そうだぜ姉さん!!!!
最終回直前に良い人ぶっても、姉さんが悪の大王だって事実はもう変わらねぇからそんな無駄なコトやめろよ!!!!!」
カケル、後で1億回ぶっ殺す
2人ともそんな心配しなくても…
(ゴメン王様空気、嫌いだケド今は可哀相に思うわ私)
私なら大丈夫、信じてるもの
「うるさいわよ2人とも
私を誰だと思ってるの?
私が無駄に自分を犠牲にするとでも?
私は私に良いコトがないとやらないわよ」
語尾に音符でも付きそうなくらい私には信頼できるものがあった
薄々気付いてた、そんな予感がしてた
私のカズ様への苦しい想いを解放してくれるのは貴方だけって
「私のコト好きって言ってくれてありがとう」
私はイングの前に回り込んで
「私も…」
このカズ様を想う天魔法から解放されたら、絶対好きになると思うわ
最初で最後の私からのキスを貴方に
天魔法を相手に与えるには自分から愛のキスをして心の中で祈るの
『私だけを愛してくれたら貴方を幸せにしてあげる』
ってね
でも、幸せにされるのはきっと私のほう
「ガーン…っ!!」
私がイングにキスしたのを見てカケルの開いた口が塞がらないまま固まってるのが視界の隅に見える
視界の真ん中にはもちろんイングが…闇魔法から解放されるの
あんなに青白くて今にも死にそうな顔してたのに、真珠のような綺麗な肌に光が射す
身に纏った空気や雰囲気も太陽みたいに明るくなって温かくて…
私だけの神様みたいに輝いてる
目の前に…本来のイングがいる……
「セリちゃん…」
そんなイングが見れただけで私は嬉しい幸せ…
その代わり私は貴方の闇魔法を受けて意識が遠退く
途切れる前に倒れそうになった私の腕をシッカリ掴んでくれるイングに安心したよ
次に目が覚めたら私は闇の世界に逆戻り…かな

-続く-2011/03/22
 


 
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